My F103 History

2000/12/24〜 製作と基本セッティング

2001年シーズン、F540クラス参戦を決意、貰いっぱなしで放置してあったシャシーを再生。

評判が悪い?ボールマウントTバー→ノーマルOリングマウントに。
Tバーハード、F支点アルミシム1.5mm剛結でシャープなハンドリングを。R支点はなりゆきで。

フロントサスはリンクサスが付いておりそのまま。ただし動きが渋く感じたので、バネ取ればスカスカ動く様に加工。キングピンにはタミヤAWグリスを塗りダンパー効果を得る。付けてみると跳ねず成功。潤滑油でありながら水飴のように硬いAWの最適な用途?
トレール付きアップライトをナックルエンド前側で使い、トーアウトを大きめに。アッパアームステー?にスペーサー挿み、内輪側フル舵角で0度になる様初期キャンバーを与える。実車F1がその様に見える...実車もF103も、どちらかというと内輪を失う方が曲がれなくなる...と聞いたからだ。超ロングスパン・低ロールセンター車はロールにリバウンドをほとんど必要とせず、内輪を引っ掛けるようにして使えるということか。
ロワアームはホイルに干渉しそうな部分を削る。
Fキングピンコイルは銀。
勿論、NG時に現場で対応出来る様、固定式サスと白アップライト(インラインアクスル)も用意した。

CショックULFHAスーパーミニ、52.5mm(ボール間)、ヨコモ450、赤ショートにテンション4.0mm。
フリクションプレートにはヨコモブラックを塗り、上下銀バネで軽く押さえた。

アキシャルダンパー ギアケースは頑丈そう&ベアリング1サイズ大きい標準品にする予定だったが、迷った末、モーターエンドスペース広い&ヒートシンクマウント出来る車高調ギアケースにした(元から付いており、標準品相当のヒートシンクがあるのを知らなかった)。

ドライブシャフトアキシャルダンパーでヒット破損の軽減を狙う。
R車軸を1上げ(車高下げ)。

デフは当然スラストリング面出しし「540ゴギングよりスルスル差動かつフルロック」に。

タミヤ製Mボディ、Fウイング隙間埋め。Rウイング斜度中位置。
サイドウイングとノーズコーンはビス、リベット、シューグー等でガッチリ固定。
Fリンクサスのアッパアームに触りそうな部分を削り込んでおく。

その他、
トラポンホルダー バッテリホルダー カーボンポンダーホルダーを製作。
定番のグラステープ止めはどうも使い勝手が気に入らず、逆押さえワンタッチバッテリホルダーを装備。

メカはあり合わせを適当に。アンプは貰い物のSANWA 308HF。サーボはFutaba S-9602が付いていた(これは美味しい!)。

新しく買ったのはボディとタイヤのみ...F103を始めた動機の一つは「廉いから」だ(笑)。

車重は、ポンダー込み、ライドAグループド(F×2=56g:R×2=99g)、Yo.PP15HV(320g)時、F38:R62の1120g前後。

初期穏やか(だがRグリップは強い)・後半曲がり型(だがハンドリングはシャープ)...となるのを願って製作した。
手を加える前に比べ、あからさまにF動きが良くこれがRに伝わる感じで好印象。軽く落としてみるとパスッと一発で揺れが止まる。

いろいろいじっていくと、4独に勝るとも劣らないサスシステムに思えてくる。
ロールモーメントをFコイルに貯める&R路面に伝えるのは普通の4輪と同じだが、ピッチモーメントをCショックに貯めフロント荷重に変換する機構は単車のモノショックに近い?

また製作に当たり、
RC Car Trend・RCT学会・シャシー研究室・F1分会」BBS、及び、ひでろ〜さんこと北澤秀郎氏(現TeamYOKOMO、元タミヤGPのF1全日本王者)のサイトを参考にさせて頂きました。有益な情報をご提供いただきありがとうございます。
(スタジアム1には海老沢幸一選手、瀬戸英治選手といった高名なF103使いも常駐?されているが、気安く話しかけるほどの間柄でも無いので...)